年に1度 or 2度行っている、棚卸しを委託先の倉庫で行っているかと思いますが、どうやって進めていますか?
前回の棚卸しから今回までの倉庫運用の成績表をつけるという一大イベントです。拘束時間が長く、疲労困憊しますが、嫌いではありませんでした。きちんと運用できたと思える期間はそれなりの結果が出て、様々なトラブルがあったな?という期間は酷い結果が正直に返ってきます。
ネットショップの基本的な棚卸しの進め方を列挙します。
1. 棚卸しの進め方 文書をもとにミーティング実施(3PL/店舗)
2. 棚卸しの社内調整(店舗)
3. 帳簿在庫の提出(3PL->店舗)
4. 棚卸し実施(3PL)
1回めカウント
2回めカウント
両カウントの差異箇所を再カウント
上記のカウント⇔帳簿在庫との比較(潰し込み)
5. 実在庫の報告(3PL->店舗)
6. 棚卸結果の作成(店舗)
7. 実在庫 -> 帳簿在庫への反映(店舗)
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8. 後日、結果を振り返るミーティングを実施(3PL/店舗)
(WMSを利用していてハンディで運用しているのを前提)
コメントを幾つかしてみますと.......
事前に進め方の計画を3PL側から文書で委託先からもらっていますか?
必ず文書でもらうようにし、振り返りのミーティングも持つようにしましょう。なければ漠然としたまま始まり、どんな結果が出ても何事もなかったように終了します。
帳簿在庫のリスト(システムから抽出)を開始前にもらっていますか?
システムを使っていると思うので、一括でCSVでファイルを抽出できると思うので、それを直前にもらいましょう。販売側の在庫と既にズレているとは思いますが、あまり気にしなくて良いと思います。カウント後に何れにせよ在庫数を更新しますので。
棚にある、在庫表との照らし合わせではなく、実際に商品/数量をハンディでスキャンしていますか?
商品が実際にあるかどうか?添付しているバーコードをスキャンして確認します。複数ある場合は各々スキャンする必要はありませんが、個数を誤って打たないように注意しましょう。
棚卸し差異の出し方は?
下記のような図になります。
契約書に基いて、紛失分は請求しましょう。
我々が携わっていた棚卸しは差の多少により、棚卸し費用の負担や下代に合意した%を計算して請求しておりました。請求金額が多いと揉めるのは必須です。